トヨタ 86 リミテッドモデル取り付け

トヨタ 86のフロントにリミテッドモデルをお取り付けさせていただきました。

お隣岩手県からご来店くださいました。現在の音にご不満とのことで、リミテッドモデルにご興味を持っていただき、当店デモカーやデモボードを試聴して、その音質にご納得され、ご購入くださいました。ヘッドユニットはケンウッドの彩速ナビが付いていて、調整機能が豊富でしたので、タイムアライメントやイコライザーなどもしっかりと調整することができました。

当店デモカーはスタンダードモデルなのですが、取り付け後にリミテッドモデルの明らかに違う音質を聴かれたオーナー様、最初は言葉が出ず、しばらく黙って聴き入っておられました。そして、「ボーカルが真ん中にいます」と仰ってくださいました。リミテッドモデルになりますと、ボーカルの生々しさがよりリアルになり、鳥肌が立つようなレベルになってきます。今後はサブウーファーや、外部アンプなどのステップアップも考えられているとのことです。リミテッドモデルは、それらの変更にしっかりと反応してくれますので、ぜひこれからの進化も楽しみながら、美しい音楽と共に素敵な毎日をお過ごしくださいませ!

【取り付け製品はこちら】
https://akita.sonicpluscenter.com/item/toyota/sonicplus-86/sp-86l/

中古でご購入されたお車なので、オーナー様もご存じなかったのですが、ケンウッドのスピーカーがインナーバッフルを使用して取り付けられていました。

左側がケンウッド、右側がソニックプラスです。どちらもしっかりとしたバッフル、スピーカー全体も純正とは全く違うしっかりとしたつくりです。

左側のケンウッドも、大きなマグネットとしっかりとしたフレームです。しかし、ドアの内側は雨や雪の水が入ってきますので、裏側は水に濡れてしまっていました。対してソニックプラスは、スピーカーユニットがエンクロージュア(箱)に入っていますので、濡れることはありません。さらに、通常のカジュアルラインと違い、リミテッドモデルは、エンクロージュアの裏側まで全体がアルミダイキャストとなっており、重さも1個1.38kgとずっしりとしていて、極限まで共振を排除する作りとなっています。スピーカー単体でここまで作り込む、ソニックデザインの常軌を逸したともいえるほどの理想主義が現れています。

スピーカーホールの奥には、雪解け水で濡れたドアの外板が見えるのですが、そこにはスポンジ製の吸音材が貼られていました。(写真は取り除いた後です)

こちらが取り除いたスポンジです。通常のスピーカーは裏側にも音が出ますので、このように吸音材などを裏側に貼るのは、音質アップのために必要な作業で、よく行われています。しかし、スポンジは水で濡れていて、特に冬場の融雪剤を含んだ水で湿っていると、錆の原因になってしまいます。また、このように湿っていると、カビも心配です。裏側がエンクロージュア(箱)で密閉されているソニックプラスの場合は、裏側のスポンジは必要ありません。オーナー様に実際に濡れたスポンジをご覧いただいたところ、「とってください」ということで、除去させていただきました。クルマを痛める可能性のある改造を最小限にできるのも、ソニックプラスのメリットのひとつです。

ウーファーユニット、取り付け完了です。

トゥイーター。左側がケンウッド、右側がソニックプラスです。振動板の素材に、メーカーの考え方の違いが現れています。そちらも純正と交換しやすいコンパクトなサイズになっています。

このように、純正位置に取り付けます。

見た目の変更は一切ありません。

取り付け後は計測器を使って、タイムアライメント、イコライザーなどを調整。オーナー様に実際に聴いていただき、お好みにあっているか確認のうえ、お引き渡しいたしました。